石川県食品協会の概要(2021-2022)

設立

石川県食品協会は、1988年(昭和63年)12月に設立。

会員数

会員数:269社(令和2年6月現在)

  ◎ 食品製造業 
  ◎ 食品流通業(スーパー、デパート、卸・小売業)
  ◎ 外食業(料亭、レストラン 等) 
  ◎ 関連業種(印刷業、広告業、関連機械器具業、関連団体 等)

※当協会に入会ご希望の方は、下記の申込書をダウンロードの上、必要事項をご記入いただき、お申し込み下さい。

     
一般社団法人 石川県食品協会 入会案内 [PDF形式]
入会申込書 [Word形式]
部会・委員会 加入申込書 [Word形式]

組織

役員構成
代表理事会長理事(副会長) 理事(専務理事)理事幹事・監事
 
一般社団法人 石川県食品協会 役員名簿(2021年6月) [PDF形式]

令和3年度 事業内容

<基本方針>

 我々食品企業は、消費者の皆様に安心・安全な食の提供を通して県民生活を支えるとともに、製造から販売まで裾野の広い地場産業として、本県経済を支える重要な産業であり、着実にその歩を進めてまいりました。

 そのような中、本県食品産業を取り巻く環境については、人口減少による国内市場の縮小、激化する価格競争、原料価格・物流費の高騰、顕著な人手不足など従来から指摘されてきた厳しい課題があります。

 加えて、昨年、突然国内にもたらされた新型コロナウイルス感染症が蔓延し、世界的な規模で人の動きや活動が制限され、国内においても緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出され、経済活動は甚大な影響を受けております。

 この間、食品業界においても、人の移動や集まりが制限されたことによる飲食需要が喪失し、売り上げの大幅な減少が生じ、一方で、個人の在宅時間が長くなったことによる巣ごもり消費としての需要が増えた一面もありました。

 また、海外では、一部の国において、都市のロックダウン措置等が取られ、そのため、海外への輸出需要の消失も見られました。

 このような現状を踏まえて、コロナに感染しないための「新しい生活様式」が提唱され、日常が一変し、人々の価値観も大きく変化しております。

 令和3年度においても、この厳しい状況が続いていくものと思われるので、私たちも、時代の動きに対応した事業活動を工夫して進めていかなければなりません。

 安全・安心な食の提供に努めながら、市場の変化を的確にとらえ、地道に多角的な販路開拓に取り組んでいきたいと考えております。

 このため、当協会では前述の経営課題への対応をはじめ、本県の「強み」である「豊富で独自性のある食材」や、昔から育まれてきた加賀、金沢そして能登の「食文化」も活かしながら、本県食品産業が持続的に発展していけるよう、展示・商談会の開催出展を軸にしつつ、新たな取り組みとしてバイヤー向けに開設したサイト(ifa-connect)を活用するなど様々な事業展開、情報提供を実施することとしております。

1.石川の食品需要開拓推進事業
(1) 石川の食品に関するアンテナショップ事業(展示会出展事業)

 首都圏を中心に全国の食に関するバイヤーが集う「こだわり食品フェア」(令和4年2 月16日~18日)に出展し、石川県の食材を活用した商品を広く紹介して販路拡大を目指す。また、バイヤー向けサイト(ifa-connect)を活用して、全国のバイヤーへ商品情報を発信し、WEB商談につなげるほか、首都圏百貨店の地下食品街での販売ブースの設置や有名百貨店のECサイト上での「石川フェア」の実施、首都圏の企業が実施する「バイヤーズキッチン」への参画を計画する。

2.食品王国いしかわ百万石マルシェ事業(10月13日)

 昨年度から、いしかわ農業総合支援機構と合同で開催することとし、北陸近辺を含む県内外のバイヤーを招聘するとともに、農業生産者との連携を図る。同時に、首都圏バイヤーとのWeb商談も実施する。

3.首都圏食品商社連携推進事業

 首都圏の大手食品商社が主催する自社内覧会や展示・商談会への出展支援、県内企業の商品力アップに向け大手食品商社と連携した伴走型支援事業を実施するなど首都圏での販路拡大に努める。

4.海外販路開拓推進事業

 新型コロナウィルス感染症の世界的な広まりにより、海外との人の移動が制限されていることから、海外から食品バイヤーを招聘したり、現地へ赴いてのフェア開催などは実施の見通しが立っていない。

(1) 東南アジア

 ASEANの経済拠点シンガポールを中心に、「いしかわの食文化」の発信を通じて、県内食品企業の販路拡大を支援する。

(2) 東アジア

 日本に隣接する巨大市場である中国等における販路拡大を図る。

(3) 米 国

 米国最大手の食品商社が主催するオンラインビジネス商談会に参加する。

(4) 欧 州

 ロンドンとつないだオンライン商談会に参加する。

5.単独事業
(1) 市場開拓推進事業

 バイヤー向けサイト ifa-connect を活用し、会員企業の商品情報を掲載することにより協会が全国のバイヤーへ発信し、会員企業とのWeb商談につなげていく。

 国内外で開催される見本市等への参加を集約し、会員企業の市場開拓を推進するほか、企業の市場開拓に関する相談に対応するとともに各種関係や企業の販路開拓のフォローアップを図る。

(2) 食の安全・安心推進事業

① 国際認証に関するセミナーの開催
② 微生物に関する基礎知識等研修会の開催(新人研修)
③ 品質管理担当者等を対象とした研修会の開催(中堅社員等)

(3) 食品文化交流事業

 文化を通じて、様々な交流を促進し、国内外において幅広く本県食品産業界の認識及び理解が図られるよう努める。また、会員相互の親睦と情報交換を図る会員交流新年会を開催する。

(4) 協会表彰並びに顕彰事業

 本県食品産業の振興に寄与した方及び会員企業の発展に顕著な功績があった方々に対し、顕彰並びに表彰を行う。

(5) 広報・情報提供事業
① HPの充実

 協会のホームページにおいて、当協会の活動状況等を周知するとともに、消費者や食品バイヤー向けに会員企業の新商品やイチオシ商品等の新着情報を掲載するなど、情報発信の充実を図る。

② 各種情報提供の推進

 関係機関との緊密な連携を取りながら、タイムリーかつ時宜を得た有用な情報の提供に努める。

③ 会員企業の新商品等の情報発信

 県大阪事務所ほっと石川なにわ館の展示棚を活用した展示・販売や「農林漁業まつり」に会員企業の新商品等の積極的な情報発信に努める。

(6) 会員増強運動

 食品業界の今後を展望し、食品憲章に基づく食品王国いしかわの理念の浸透を図るとともに協会基盤を強化するため、趣旨に賛同する会員増の運動を行う。

石川食品憲章・『食品王国いしかわ』商標登録

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【 石 川 食 品 憲 章 】

私たちは、石川県の自然・伝統・文化を保全・伝承する とともに、つねに時代の要請する新しい食文化の創造につとめるため、次のように基本理念を設定しました。

 一 石川の豊かな素材を活かした商品づくり
 一 石川の伝統の技と心を継承した商品づくり
 一 石川の熟成された風味ある商品づくり
 一 石川の風土に根づき安全健康な商品づくり
 一 石川の食文化から創造された商品づくり


生産・流通・販売・その他、それぞれの領域で、さらに
これらの課題を深化・拡充し、名実ともに「食品王国
いしかわ」の強固な基盤づくりをめざしてゆきます。
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●『食品王国いしかわ』を2002年に商標登録いたしました。

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